Runtime Revolution 2.7 の情報とデモ版のリンクです。(2006年8月15日)

Runtime Revolution は、日常的な英語に近いTranscript という (初期Macintosh に付いてきたHyperCard = HyperTalk の派生言語、最近では総称して xTalkと呼ばれる) スクリプト言語を使用する、ソフトウエア開発ツールです。ソフトウエア開発に必要なOSの基本的な部品は、あらかじめ用意されていますから、それらを集めて接着剤でつないで行くプラモデルのような作業で、アプリケーションの構築ができます。

また単に簡単な言語と作業で、本格的なデスクトップアプリケーションが作れると言うだけでなく、CGI の作成などサーバーやインターネット関連の機能、Mac OS、Windows 、Unix、Linux 等、現在通用しているポピュラーなOS のアプリケーションを、同一のファイルで同時に開発できるほか、使用する言語 Transcript は、XTalkの中でも処理スピードが非常に早いなど、数多くの利点があります。

日本語は、ユニコード(UTF-16)が Runtime Revolution 内で表示できます。またユニコード(UTF-8) と SJIS から、 UTF-16 への変換機能があります。ただし日本語は、従来のxTalk のように SJIS の表示ではないので、Runtime Revolution のスクリプト内で英語と同じようには扱えませんから、Runtime Revolution の言語 Transcript で用意された、ユニコード用のプロパティを使います。日本語のキャラクター単位の処理は、useUnicode と言うプロパティ設定によって、英文(ワンバイト)も日本文(ツーバイト)キャラクターも共に 、2文字としてカウントすることで可能になります。

ソースやサンプルは、Revolution社のユースフルサイトや、プログラム内の RevOnlineやビデオチュートリアル 、日本語によるレヴォルーション・ユーザーズ・ガイドなどがあります。

Revolution の現在ある日本語の問題点を書いておきます。MacOSX 版は、日本語名のスタンドアロンにできません。これはファイルパスに、現在ユニコードが使えないと言うのが原因です。同じ理由で日本語名のフォルダーに、プログラムファイルや、インポートファイル、エクスポートファイルを入れると、操作できなくなります。この問題はAppleScript を Revolution 内から使うことで、回避することができます。もうひとつは、MacOS、Windows 共にテキストフィールドの禁則処理ができません。Linux など、その他のOS の日本語はまだ不完全で、実用には使えるレベルではないようです(私はMacOS、Windows以外の検証はしていません)。

一部のRevolution紹介記事やブログで、あれもできない、これもできないと言う記述を、時々見かけますが、ほとんどは短期間使用による内容未消化の紹介が多く、実際にデモ版を試して不明な点は、日本語メーリングリストに、問い合わせるのが良いでしょう。

Runtime Revolution の30日間のデモを試してみたい方は、開発プラットフォームを選択できる廉価版スタンドアロン作成ツール「Revolution Studio」の他に、プレイヤーを使って動かす入門用普及版「Revolution Media」があります。ふたつの違いは、ファイルにエンジンを組み込んだスタンドアロンが作れるか、またはファイルを別なプレイヤーを使って動かすかの違いだけで、その他の内容はほとんど同じです(Media はデータベースとのコネクト、ハイパーカードからのインポート等はできません)。トライアルとしては「Revolution Studio」を試すのがよいでしょう。購入したい時は、用途によってまたは予算によって、その時考えるのがよいと思います。デモは期限限定なので、30日以上しばらく遊びたいと思ったら「Revolution Media」が49ドルと安くて良いでしょう(あるいはポンド表示になっているかもしれません)。アプリケーションの配布がしたかったら、購入は始めからStudio 版を選ぶのが良いと思います。どちらもホビーユーザーには、リーズナブルな値段です。細かな違いはこちらにあります。

Revolution Studio デモ版
Revolution Media デモ版

Eメールアドレス登録すると、トライアルのためのキーが送れられてきます。

上記の他に「Revolution Enterprise」という、Runtime Revolution が作る事ができる全プラットフォームサポートの専門家向けがあります。こちらはいくつものプラットフォームを開発するのでなければ、決してお安いとは言えないです。

その他細かな違いについては、Runtime Revolution のサポートに英語で問い合わせてください。


Revolutionで日本語を扱うためのチュートリアル:
革命日本語入門 eBook (Revolution Japanese Beginner's Guide)
中級チュートリアル:革命部品工作型録 Web版 (Revolution Craftsman's Handbook)
日本語版ユーザーガイド V.2.7 (レボルーション社のオフィシャルWIKIサイトです):
Japanese Revolution Documentation (レヴォルーション取扱説明書)
Runrev バージョン1のドキュメント日本語訳
レボルーション社サイトの情報:英語サンプル、リソース